快適なゲーム環境回線環境とは どういう回線を選べばいいのか。
「オンラインゲームは通信速度が大事!」というのは確かに間違いではないのですが、実際のところは Ping値 『応答速度』と『ジッター値』 と呼ばれる数値がさらに重要になってきます。
バージョンアップ時のファイルダウンロードは 『Ping値』 ではなく、「ダウンロード速度が」重要になります。これは Ping値 『応答速度』『ジッター値』 はダウンロードに関しては必要ないからです。
回線は Ping『応答速度』『ジッター値』『パケットロスがない』 が安定していて、通信速度が速いものを選ぶのがいいですね。
- Ping値:30ms以下
- Jitter値:5ms以下
- 回線速度:20M(下り)・10M(上り)
ただ、回線を引くまではわからないことが多いので回線ガチャになりやすいですよね💦
なるべく、事前に調べて評判のいいプロバイダ・回線を選びたいところです✨
オンラインゲームに通信速度はいらない!?速度測定と目安の数値
ゲームにもよりますが速度に関して言えば常時10Mも出てればゲームにまったく支障はないことが多いです。
10Mっていうとハードルが低く感じますね。
ゲームで起きるラグのほとんどの原因になっているのがコマンド『Ping』で測定できる「パケットロス」です。
Ping(ピンもしくはピング)は『応答速度』と呼ばれるモノで、サーバーとのデータ通信にかかる時間を指す数値になります。
通常Ping値は 30ms以下で常時パケットロスが発生してなければ問題になることはないです。
ラグが発生したときはこの「Ping値」が大きくなりパケットロスも発生してることが多いです。
但しPing値30ms以下でもパケットロスが発生することがあるので回線速度が高速かつPingの応答速度が良くてもパケットロスが頻繁に発生する回線は・・・ゲームでは使えない💦
重要なのは速度ではなく「 PING値 」「ジッター値」
速度が全く重要ではないかというとそうではありませんが、 オンラインゲームで言われる『ラグ』に関しては、 ゲームサーバとの 情報伝達が速くなければなりません。 情報伝達を計測するのに「Ping」値が用いられます。
「Ping」値が遅ければ回線速度が速くてもゲームは重たく感じます。
FF14の場合少し大袈裟ですが最低常時10Mも出てればゲームに支障はないです。
ジッター値は数値が小さいほどPing値が安定している目安になります。
5ms以下であればおおむね良好だと思います。
光回線の場合5msを超えることはほぼありません。
オンラインゲームをする際はジッター値が10msを超えるとラグが頻繁に生じるなど、操作に影響を及ぼす可能性が高くなります。
ジッター値=Ping最大値ーPing最小値
回線速度は高速に越したことはないですがサーバ応答速度と安定して通信(パケットロスする)ができない回線では意味がないです。
オンライン速度テスト測定するサイト
アップロード速度やダウンロード速度、Ping値、ジッター値の測定のために、CloudFlareの「Internet Speed Test」などのオンライン速度テストもおすすめです。
回線を変えることで速度・Ping値が劇的に早くなった
別のプロバイダを使っていたのですがまれに回線切断、ラグがあったのでOCNforドコモ光( Pv4 over IPv6対応)に変えました。 Ping値20代がPing値が10台に!!
同じ回線でもFF14で海外にキャラを作成すると「Ping」の重要性がわかる。
自分のキャラのいるサーバへ「Ping」を試してみてください。
windows>スタートメニュー 右クリック 「ファイル名を指定して実行」
「cmd」 と入力してエンターキーを押します。
「MANA」DCの場合は 「ping 124.150.157.156」と入力してエンターキーをおします。
サーバごとに赤字の「IPアドレス」と入れる番号は違います。
2019/12時点のサーバIPは以下の通りです。自分の遊んでるDCに対して「Ping」をしましょう。
*自分の遊んでいるDC以外に「Ping」しても意味がありません。
他のサーバで「Ping」値を測定する場合はそのサーバにキャラクターを作成して行う必要があります。
Gaia | 124.150.157.157 |
Mana | 124.150.157.156 |
Elemental | 124.150.157.158 |
Chaos | 195.82.50.9 |
自分のサーバやDCのIPアドレスを知りたい場合はこちらのサイトが参考になります。
重要なのは、緑で囲んだ「平均 = 26ms」の部分になります。
PING値の目安は以下の通りです。
評価 | PING値 |
---|---|
かなり速い | 0~15ms |
速い | 16~30ms |
普通 | 31~50ms |
遅い | 51~100ms |
とても遅い | 101ms~ |
オンラインゲームを行う上で重要なのは「Ping」値となります。
回線速度早い=「Ping」値が速いとは残念ながらなりません。
例えば「MANA DC」で「Ping」値が 「平均 = 26ms」 だったとしましょう。
海外サーバに新規キャラクターを作成して(どこでもいいです)
「Ping」値を測定すると 「平均 = 100ms」以上になります。
そして、海外サーバでキャラクターを動かすと動作が重く感じるはずです。
海外サーバー「Chaos」にPingしてみた
応答速度が平均「284ms」とかなり遅いことがわかります。
これは海外DCは海外に設置されていると考えられ、日本から「応答速度」を調べるとこういう結果になりました。
当然、海外在住の方が海外DCに「応答速度」を調べれば早いですし、逆に海外から日本DCの「応答速度」を調べると遅くなる場合がほとんどです。
もう1つ重要なのが「 Pv4 over IPv6 」に対応しているか?
最新技術「IPv4 over IPv6」とは?
「IPv4 over IPv6」は、IPoE接続方式のデメリットをカバーする技術です。
同じ回線でも 「IPv4 over IPv6」 対応にすることで10倍近く速度が上がることもあります。
IPv4 over IPv6とは
IPv6(IPoE)接続サービスは、NTT東日本・西日本の次世代ネットワークを使用し、従来のフレッツ系インターネット接続方式「IPv4 PPPoE接続方式」ではなく「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 接続方式」で接続するサービスです。
新しく回線を引かなくても対応しているプロバイダであれば無料オプションで追加できる場合がほとんどです。
では、NTT東日本・西日本以外では――?
例を挙げると、auひかり接続サービスの場合は、IPv4とIPv6の通信がそれぞれ可能なIPv4/IPv6デュアルスタックでの提供ですので、基本申し込み不要で対応しています。
プロバイダがIPv6(IPoE)接続サービスに対応してない場合は、契約を見直すことも検討することも考慮していいのかも知れませんが、変更後、必ずしも良い結果になるとは限りませんので、注意が必要です。
すごく雑に説明すると、IPv4式のIPアドレスは不足しています。
なので次世代の IPv6式がよいでのす。
IPv4 は道路に例えると幅が狭く常に渋滞状態です。
これを解消するために考えられたのがIPv6です。
IPv4 over IPv6とは 簡単に書くと 基本的にIPv6環境で通信を行いながらも、従来のIPv4アドレスでの通信もできるようにする技術です。基本的な通信は次世代の通信パケットであるIPv6で行いながら、IPv6パケットの中にIPv4パケットを包含して利用します。
しかしインターネットの急速な普及により、現在ではIPv4だけではアドレスの数が足りなくなるという状況が生じてきました。そこで次世代のプロトコルとして注目されているのがIPv6です。
IPv4 over IPv6は、IPoE接続でIPv4にも対応できる最新技術です。具体的には、IPv4形式のデータをIPv6形式に変換し、IPoE方式で通信するという技術です。
補足:
IPv4 over IPv6は渋滞が起きている原因である網終端装置を介さずにインターネットに接続することで渋滞を回避する接続方式です。
なお、FF14のサーバーはIPv4です。
現状、IPv6でしかつながらないホームページ・サービスは、ほぼないと考えていいと思います。
快適なネット回線は選びは必須
NTT系の光回線インターネットの速度に不満がある人は、IPv4 over IPv6(KDDI系はデュアルスタック)を採用して対応しています。)サービスを提供しているプロバイダーに乗り換えると有効な解決策になると思います。