いきなり結論ですが……
回線は Ping『応答速度』『ジッター値』『パケットロスがない』 が安定していて、通信速度が速いものを選ぶのがいい。
- Ping値:30ms以下
- Jitter値:5ms以下
- 回線速度:20M(下り)・10M(上り)
ただ、回線を引くまではわからないことが多いので回線ガチャになりやすいですよね💦
なるべく、事前に調べて評判のいいプロバイダ・回線を選びたいところです。
ラグを減らす!? IPv6 (IPoE) 接続サービス
最近、在宅でのテレワーク中はもちろんだけど、オンラインゲームなどをしてて「ラグ」や「回線切断」を経験したりしてない?
そうなんだよー、昨日もFF14してて回線が切れたよね!
IPv6(IPoE)接続サービスは、NTT東日本・西日本の次世代ネットワークを使用し、従来のフレッツ系インターネット接続方式「IPv4 PPPoE接続方式」ではなく「IPv6 IPoE + IPv4 over IPv6 接続方式」で接続するサービスです。
新しく回線を引かなくても対応しているプロバイダであれば無料オプションで追加できる場合がほとんどです。
では、NTT東日本・西日本以外では――?
例を挙げると、auひかり接続サービスの場合は、IPv4とIPv6の通信がそれぞれ可能なIPv4/IPv6デュアルスタックでの提供ですので、基本申し込み不要で対応しています。
プロバイダがIPv6(IPoE)接続サービスに対応してない場合は、契約を見直すことも検討することも考慮していいのかも知れませんが、変更後、必ずしも良い結果になるとは限りませんので、注意が必要です。
あなたの家の回線品質は?
回線速度
FF14をプレイするだけの環境の場合(同じ回線で動画とかみないということ)、回線速度は常時10M(下り)も出ている状態ならば、ゲームに支障はほとんど出ないでしょう。
10Mっていうとハードルが低く感じますね。
但し、IPv4を使用してる回線接続だと、混む時間帯は環境によっては2~3M以下に落ちている場合もあります。
Ping値
オンラインゲームゲームで起きるラグのほとんどの原因になっているのがコマンド『Ping』で測定できる「パケットロス」です。
Ping(ピンもしくはピング)値は『応答速度』と呼ばれるモノで、サーバーとのデータ通信にかかる時間を指す数値になります。この値が大きいとサーバーとのコマンドのやり取りが遅くなります。
Ping値は 30ms以下で常時パケットロスが発生してなければ問題になることはないです。
ラグが発生した時、この「Ping値」が大きくなりパケットロスも発生してることが多いです。
但しPing値30ms以下でもパケットロスが発生することがあるので回線速度が高速かつPingの応答速度が良くてもパケットロスが頻繁に発生する回線は・・ゲームでは使えない💦
FF14で、日本から海外のデータセンター、サーバーへ接続してみると、Ping値が100ms~250msと非常に遅いですのでサーバーとのコマンドのやり取りには時間がかかります。
応答速度 調べ方 Ping編
windows>スタートメニュー 右クリック 「ファイル名を指定して実行」
「cmd」 と入力してエンターキーを押します。
「MANA」DCの場合は 「ping 124.150.157.156」と入力してエンターキーをおします。
サーバごとに赤字の「IPアドレス」と入れる番号は違います。
2019/12時点のサーバIPは以下の通りです。自分の遊んでるDCに対して「Ping」をしましょう。
代表的なFF14サーバーのIPアドレス
日本
Gaia | 124.150.157.157 |
Mana | 124.150.157.156 |
Elemental | 124.150.157.158 |
Chaos | 195.82.50.9 |
重要なのは、緑で囲んだ「平均 = 26ms」の部分になります。
PING値の目安は以下の通りです。
評価 | PING値 |
---|---|
かなり速い | 0~15ms |
速い | 16~30ms |
普通 | 31~50ms |
遅い | 51~100ms |
ゲームにならない | 101ms~ |
海外サーバー「Chaos」にPingしてみた
応答速度が平均「284ms」とかなり遅いことがわかります。
これは海外DCは海外に設置されていると考えられ、日本から「応答速度」を調べるとこういう結果になりました。
当然、海外在住の方が海外DCに「応答速度」を調べれば早いですし、逆に海外から日本DCの「応答速度」を調べると遅くなる場合がほとんどです。
実際に海外のサーバーにキャラクターを作成して動かすと、町でもかなり重たく感じます。
このことでも、ネットワークゲームは「応答速度」も重要なことがわかります。
どんなに高スペックなパソコンを使用していても「応答速度」が遅ければゲームの動作を重く感じるでしょう。
IPv4とIPv6
原因の一つとして、インターネットの急速な普及により、現在IPv4だけではアドレスの数が足りなくなるという状況が生じてきました。
そこで次世代のプロトコルとして注目されているのがIPv6です。
IPv6は、安定した高速通信が期待できます。
次世代インターネット接続方式の概要を理解するには、IPv4とIPv6の違い、さらにはPPPoEとIPoEの違いを理解しておく必要があります。
また「IPv4 over IPv6」という技術についても知っておく必要があります。
まずIP(インターネットプロトコル)とは、インターネットに接続されたコンピュータ同士がデータをやりとりするためにデータ通信の方法を定めた規約のことです。
現在IPは、バージョン4(IPv4)とバージョン6(IPv6)が混在した状態ですが、それぞれのコンピュータを区別するために固有番号が存在し、これをIPアドレスといっています。
IPv4アドレスは2進数で32桁、アドレス総数は2の32乗個、つまり約43億個。
そして、128ビットに拡張した新しいバージョンのIP、IPv6アドレスは2の128乗個、つまり約340澗(かん)個。
当然、IPv6の導入も進んでいますが、現在使用中のIPv4すべてを直ぐにIPv6に置き換えることは難しいのが現状で、そこで今は「IPv4 over IPv6」という技術が使われています。
「IPv4 over IPv6」は簡単に言うとIPv4でIPv6の通信を実現するものです。これによって、IPv4のみの対応サービスであっても、IPv4(PPPoE)で混雑する網終端装置を通らずにインターネットに接続ができるため、安定した高速通信が期待できます。
ラグなどの解決策
IPv6(IPoE)接続サービスの使用
IPv4 over IPv6を利用することによって、速度が改善されることが期待できます。
光回線を使っていて、夜間など利用者が集中する時間帯になると速度が著しく低下していたという方は、IPv6を活用したIPoE方式で接続することで、安定した高速通信ができるようになる可能性があります。
最近は「IPv6(IPoE)接続サービス」に対応しているプロバイダも多いです。
自分のプロバイダが対応してる場合はプラン変更を検討してみてください。
正直「IPv6」に対応してるプロバイダならどこでもいいと思います。
自分の使っているスマホ会社と合わせて光回線を使うと割引もあっていいかもね♪
補足:
IPv4 over IPv6は渋滞が起きている原因である網終端装置を介さずにインターネットに接続することで渋滞を回避する接続方式です。
なお、FF14のサーバーはIPv4です。
現状、IPv6でしかつながらないホームページ・サービスは、ほぼないと考えていいと思います。
対応エリアならNURO光がお勧め
うさが色々調べて行き着いたのはNURO 光です。
光コラボと、NURO 光は光回線という一括りに考えがちですが、この2つは光回線を両方使用されていて、速度だけが大きくサービス比較されがちですがNURO 光は、例えるとNURO 光は高速道路で光コラボは普通の道路と言う感じでしょうか、これが速度の差にでてきてます。
サービスの違いから開通方法もNURO 光の方が光コラボより複雑で時間がかかる場合が多いです。
NURO 光は提供エリアは狭いですが、サービス内容に対して安価だと思います。
「ベストエフォート型」ですが、NURO 光はベストな形で提供される場合が多いです。
NURO 光が良いと考えるのは速度が速いからではなく「ダークファイバー」「独自通信プロトコル」を使用しているから自ずと速度が速くなる仕組みを導入しているからです。
速度で比較せずベストな速度環境を出しやすいからNURO 光と考えるべきでしょうか。
NURO 光は世界標準のGPONテクノロジーを採用して個人宅向けサービスで下り最大2Gbps(上りは最大1Gbps)を実現が出るという回線です。
※あくまでの最大の速度なので必ずしもその速度が保証されるわけではありません。
もちろん、IPv6にも対応しています。
そこまで言うからには、人柱よろしく。
2021/03/03追記
回線ではなくその他の問題もアリ?
光回線を引いているのにラグが出たり、遅かったりするのは宅内のLAN環境に問題がある場合もありますね。
例えばLANケーブル はなるべく高速(最低でもギガ対応)なものを選びましょう。
また、スイッチングハブ・WiFi 無線 ルーターなども高速なもの(最低でもギガ対応)を選んだほうがいいですね。パソコン側のLANボード・カードも必要に応じて交換しましょう。
オンライン速度テスト測定するサイト
アップロード速度やダウンロード速度、Ping値、ジッター値の測定のために、CloudFlareの「Internet Speed Test」などのオンライン速度テストもおすすめです。
サービス内容・キャンペーンは変更になる場合ありますので申し込み時に必ずご確認ください。