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100Mbpsハブを1Gbpsへ交換|LAN内コピーが速くなった実体験とスイッチングハブの選び方

この記事は、2020年に家庭内LANの一部に残っていた100Mbps対応のスイッチングハブを、1Gbps対応のI-O DATA「ETG-ESH08KC」へ交換した当時の記録をもとにしています。

当時の使用感や経緯はできるだけそのまま残しつつ、現在読むと誤解しやすい表現は修正しました。なお、当時購入したETG-ESH08KCは2023年7月12日に生産終了しています。

現在は、ヤマハのシンプルL2スイッチ「SWX2110-8G」を使用しています。VLANやQoS、IGMPスヌーピング、ポートミラーリングなど、家庭用の単純なギガビットハブより一歩踏み込んだ機能を使えるため、現在購入する候補はこちらを中心に紹介します。

現在使用しているYAMAHA SWX2110シリーズ

SWX2110シリーズは、ヤマハのシンプルL2スイッチです。全ポートが1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-Tに対応し、金属筐体・ファンレス設計を採用。さらに、VLAN・QoS・マルチキャストスヌーピング(IGMPスヌーピング)・ポートミラーリング・ポートシャットダウンなど、ネットワークを分けたり、通信を管理・確認したりするときに役立つ機能を搭載しています。

ヤマハルーターなどのL2MSマネージャーと組み合わせると「LANマップ」から状態確認や設定ができ、無料のPCアプリ「Yamaha LAN Monitor」による管理にも対応しています。単にLANポートを増やすだけでなく、ネットワークを見える化したい場合にも使いやすいシリーズです。

YAMAHA SWX2110-8G|8ポートモデル

現在メインで使用している8ポートモデルです。8台までの有線LAN機器を接続でき、全8ポートが1Gbps/100Mbps/10Mbpsに対応しています。

項目SWX2110-8G
LANポート8ポート(1G/100M/10M)
主なスイッチ機能VLAN、QoS、マルチキャストスヌーピング、ポートミラーリング、ポートシャットダウンなど
管理LANマップ/Yamaha LAN Monitor、L2MS対応
筐体金属筐体・ファンレス
最大消費電力4W
サイズ180(W)×27(H)×101(D)mm
質量0.45kg

ファンレスなので動作音を気にしにくく、付属のマグネットシートや壁掛け穴を使った設置にも対応しています。デスク周りではLED MODEボタンでポートLEDを消灯できるのも便利です。

YAMAHA
LANの見える化を末端まで、よりコンパクトに進化したシンプルスイッチ

SWX2110-8Gへ実際に交換したときの使用感やPing値の変化(LANケーブルも同時に交換)は、こちらの記事で詳しくまとめています。

YAMAHA SWX2110-5G|5ポートモデル

接続台数が少ない場所では、5ポートの「SWX2110-5G」も使いやすいです。8Gと同じSWX2110シリーズで、VLAN・QoS・マルチキャストスヌーピング・ポートミラーリングなどの主要機能に対応しています。

項目SWX2110-5G
LANポート5ポート(1G/100M/10M)
主なスイッチ機能VLAN、QoS、マルチキャストスヌーピング、ポートミラーリング、ポートシャットダウンなど
管理LANマップ/Yamaha LAN Monitor、L2MS対応
筐体金属筐体・ファンレス
最大消費電力3W
サイズ125(W)×27(H)×101(D)mm
質量0.33kg

8Gより横幅が短いため、テレビ周りやデスクの裏など、接続台数は少ないけれど設置スペースを抑えたい場所にも向いています。

SWX2110シリーズで使える主な機能

家庭用の安価なアンマネージドハブとの大きな違いは、通信をただ中継するだけでなく、用途に応じてネットワークを分けたり、優先度を付けたり、トラフィックを確認したりできる点です。

  • VLAN:1台のスイッチ上でLANを論理的に分割できます。家庭内でも、用途ごとに端末を分離したい場合などに利用できます。
  • QoS:フレームの優先度に従って、遅延の影響を受けやすい通信を優先的に処理するための機能です。ただし、QoSを有効にしただけでインターネット回線そのものが高速化したり、ゲームのPingが必ず下がったりする機能ではありません。
  • IGMPスヌーピング:マルチキャスト通信を必要なポートへ効率よく転送し、不要なフラッディングを抑えるための機能です。
  • ポートミラーリング:指定したポートの通信を別ポートへ複製し、パケットキャプチャなどで通信状況を調査するときに利用できます。
  • ポートシャットダウン:使用していないポートの通信を止め、不正利用を防ぎたい場合に使えます。

SWX2110-8GとSWX2110-5Gはどちらを選ぶ?

基本的には必要なポート数で選べばOKです。ルーター・PC・ゲーム機・NAS・テレビなど複数機器をまとめるなら8G、部屋ごとの末端や少数機器だけ接続するなら5Gが使いやすいです。どちらも1Gbps対応なので、通信速度の上限は同じです。

2020年当時:100MbpsハブをI-O DATA ETG-ESH08KCへ交換した記録

ここからは2020年当時の交換記録です。会話や感想は当時のものをできるだけそのまま残しています。

うさちゃん
うさちゃん

8ポート・100Mbps対応のスイッチングハブを何故か未だに使ってたうさです。

ねこちゃん
ねこちゃん

ハブ?🐍

うさちゃん
うさちゃん

これが10年前?ぐらいの製品で100Mbps対応のHUBです。

2020年まで使っていた100Mbps対応8ポートスイッチングハブ


なんかねぇ、ネットワークが遅い!と思ったら、1か所100M HUB🐍だったの(´・ω・`)
なので「1000BASE-T(Gigabit Ethernet)対応 HUB」に変えてみたよ♪

ねこちゃん
ねこちゃん

10年前か。物持ちがいいのは、ねこと同じだぜ……。

うさちゃん
うさちゃん

家庭用で探すと……8ポート(8台まで有線LANを接続可能)のI-O DATA ETG-ESH08KCを発見!
即、購入です(^^)/

ねこちゃん
ねこちゃん

で、変えたらどうなったの? はぶ🐍

うさちゃん
うさちゃん

ファイルのバックアップするのに「I-O DATA NAS」を使ってるんだけど、コピーがめちゃくちゃ早くなったよー♪

動画だとサイズも数ギガあるから、どうしてもコピーに時間かかってたけど、とっても快適になって大満足♪

100Mbpsから1000Mbps(1Gbps)へ変わるので、リンク速度の理論上限は10倍です( ・ㅂ・)و ̑̑
ただし、実際のコピー速度はNASやPCのストレージ性能、LANケーブル、プロトコルのオーバーヘッドなどにも左右されるため、必ず10倍になるわけではありません。

パソコン側のLANも確認しましょう。
1Gbps対応のスイッチングハブへ交換しても、パソコン側のネットワークカード(LANアダプター)が100Mbpsまでしか対応していない場合、そのパソコンとの通信は100Mbpsが上限になります。PCやNASなど、接続する機器側も1000BASE-T(1Gbps)以上に対応しているか確認しておきましょう。

当時購入したI-O DATA ETG-ESH08KCの主な特徴

2020年当時に購入したI-O DATA ETG-ESH08KC
2020年当時に購入したI-O DATA ETG-ESH08KC(2023年7月12日生産終了)
うさちゃん
うさちゃん

家庭用ということで、コスパ重視で当時購入したのがI-O DATA ETG-ESH08KCです。
当時の環境では、お値段以上に使いやすく、とても良い製品でした!
※ETG-ESH08KCは2023年7月12日に生産終了しています。

省エネ・省電力にこだわった「がっちり節電」

「ETG-ESH08Cシリーズ」は3つの省電力技術を採用した「がっちり節電」モデルです。
常に電源が入っている機器だからこそ、無駄な電力カットがランニングコストを大きく左右します。

ループ検知機能搭載!LEDでループ発生をお知らせ

2つのハブの間を、2本以上のLANケーブルで接続してしまうと、同じデータがネットワーク内で回り続けてしまい通信速度が遅くなる「ループ現象」が発生してしまいます。
本商品は、ループ現象の発生を検知するとLEDの点滅で知らせる機能を搭載しています。問題箇所を見つける手助けになりますが、ループそのものを自動で防止する機能ではありません。

隙間にも設置しやすいコンパクト設計

場所を選ばず、どこにでも設置しやすいコンパクトサイズ。

オートネゴシエーション機能搭載

1000BASE-T、100BASE-TX、10BASE-Tのネットワークを自動的に識別して接続します。各ポートごとに接続先に合わせた通信モードを自動判別するため、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-Tが混在する環境でも利用できます。

ケーブルの接続ミスを防止する「Auto MDI/MDI-X」機能

ネットワーク機器のポートや接続するLANケーブルの種類を自動判別し、最適な通信を行います。
接続先のMDI/MDI-Xを自動判別するため、ストレートケーブルとクロスケーブルを意識せず接続できます。

転送速度を向上する「ジャンボフレーム」に対応

通信経路にあるハブなどのネットワーク機器がジャンボフレームに対応していれば、データの転送効率がアップし、転送速度の向上やCPU負荷軽減に貢献。
従来よりネットワーク商品で使用されている標準フレームサイズのデータ送受信にも対応。
※ジャンボフレームを利用する場合、通信経路にある他のネットワーク機器もジャンボフレームに対応している必要があります。

信頼性の高いデータ転送を実現するストア&フォワード方式とフローコントロールを採用

パケットをハブ内部でチェックし、データが壊れていないか確認してから目的のポートにデータ転送を行う、信頼性の高いデータ転送方式「ストア&フォワード方式」を採用。
送信側の転送速度が受信側の転送速度より速い場合に、受信側のバッファ・メモリーのあふれによるデータ損失を防ぎ、確実なデータ転送を行うフローコントロール機能(IEEE802.3x, Back Pressure)を装備。Full-duplex/Half-duplexの混在環境において、双方のスピード差から生じるデータ溢れを防ぐための重要な機能。

当時は土日も電話サポート対応

当時は、平日はもちろん土曜日・日曜日の電話サポートにも対応した「ネットワーク商品」専用窓口があり安心でした(現在の対応状況はI-O DATA公式でご確認ください)。

Q&A|スイッチングハブでよくある疑問

Q
100Mbpsのハブが1台あるだけで遅くなりますか?
A

その100Mbpsハブを通る通信は、そこで最大100Mbpsまでに制限されます。たとえばPCからNASへ大きなファイルをコピーするとき、経路の途中に100Mbpsハブがあればボトルネックになる可能性があります。

Q
1Gbpsのハブへ交換すれば必ず10倍速くなりますか?
A

いいえ。100Mbpsから1Gbpsへ変わることでLANポートの理論上限は10倍になりますが、実効速度はPC・NASのストレージ性能、ルーター、LANケーブル、通信プロトコルなどにも左右されます。また、パソコン側のネットワークカード(LANアダプター)が1000BASE-T(1Gbps)以上に対応しているかも確認しましょう。PC側が100Mbpsまでなら、そのPCとの通信は100Mbpsが上限です。インターネット回線自体が100Mbps以下なら、ハブだけ交換してもインターネット速度が10倍になるわけではありません。

Q
SWX2110シリーズのQoSを使えばゲームのPingは下がりますか?
A

QoSは混雑時に優先したい通信を扱いやすくするための機能で、回線そのものの遅延を直接短くする機能ではありません。SWX2110ではDSCP値による送信キュー割り当てに対応しているため、LAN内で混雑が起きていて、優先したい通信に優先度(DSCP値)が付いているなど条件が合えば効果が期待できます。インターネット側の混雑やゲームサーバーまでの経路による遅延は、スイッチのQoSだけでは解消できません。

Q
VLANは家庭でも必要ですか?
A

普通にPCやゲーム機を接続するだけなら必須ではありません。ただ、用途ごとに端末を分離したい場合や、ネットワーク機器を細かく管理したい場合には便利です。構成によっては、ルーター側を含めたネットワーク全体の設定も必要になります。

Q
SWX2110-8GとSWX2110-5Gの違いはポート数だけ?
A

主なスイッチ機能は共通していますが、8Gは8ポート・最大消費電力4W、5Gは5ポート・最大消費電力3Wで、本体サイズやスイッチング容量なども異なります。複数のPC・ゲーム機・NASなどをまとめるなら8G、少数の機器を接続する場所なら5Gが選びやすいです。

まとめ|100Mbpsのハブが残っていないか一度確認してみよう

2020年当時は、家庭内LANに残っていた100Mbps対応ハブがボトルネックになっていたため、1Gbps対応のI-O DATA ETG-ESH08KCへ交換しました。現在はさらに構成を見直し、YAMAHA SWX2110シリーズを使用しています。

  • 古い100Mbpsハブが通信経路に残っていると、そこで通信速度が制限される
  • 1Gbpsへ交換しても、実効速度はNAS・PC・回線・ケーブルなどにも左右される
  • SWX2110-8G/5Gは1Gbps対応に加えて、VLAN・QoS・IGMPスヌーピング・ポートミラーリングなどを利用できる
  • 8ポート必要ならSWX2110-8G、5ポートで足りるならSWX2110-5Gが選びやすい
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