ゲームで使用するモニターを選ぶ際に知っておきたいこと
ゲーム用のモニターを色々サイトで見てたんだけど、どれを選んだらいいのかわからん……。
ん? 急にモニターを探し始めたの?
Amazonとか見ていると「ゲーミングモニター」ってあるじゃない?
普通のパソコンモニターやテレビと何が違うん?
まずは、普通のテレビとパソコン用モニターの最大の違いは、地デジチューナーもついてないし、いわゆるテレビ放送は見れないよね。
昔のいわゆる「テレビ」は解像度が低かったので、パソコン用(ゲーム)のモニターとして使うのは不向きだったんだの。
でも、今はFull-HD(2K)や4Kが多く発売されているので表現できる解像度では違いはないのよね。
はぇ~そうなんか。
モニターを選ぶには最低でも、「モニターサイズ」「規格」「解像度」「アスペクト比」「パネルの種類」は理解したがいいと思うよ♪
モニターサイズ
モニター(テレビ)の大きさは「インチ」で表されるんだけど、「インチ」はテレビの画面(純粋に画像を映す部分の斜めを図った値)のサイズだよ♪
規格 解像度
規格は解像度をアルファベットで表したものだよ♪
よく目にするのはFull-HD(フルHD)だよね。
テレビではFull-HD・4Kが一般的だね。8Kもあるけどまだめちゃ高価(´・ω・`)
規格 | 解像度 | アスペクト比 | 主な用途 |
HD | 1920*720 | ほぼ16:9 | ノート スマホ パソコンモニターは現在少ない |
Full-HD(2K) | 1920*1080 | 16:9 | テレビ・パソコンモニター |
UWFHD | 2560*1080 | 21:9 | 横長パソコンモニター |
WUXGA | 1920*1200 | 16:10 | ノートPC・タブレット |
WQHD | 2560*1440 | 16:9 | パソコンモニター |
UWQHD | 3440*1440 | 21:9 | 横長パソコンモニター |
Quad Full-HD(4K ) | 3840*2160 | 16:9 | テレビ・パソコンモニター |
*1 地上デジタル放送の1,440×1,080なんだけど、テレビ側で補間することで1,920×1,080の解像度 として表示させているよ♪
*2 モニターに出力できる規格はグラフィックボードが対応してないとモニターに映せないから事前に自分のパソコンのグラフィックボートの仕様をを調べてね!
解像度は通常「横ドット数×縦ドット数」で表現されるよ。
例えば
Full-HD(2K)は1920*1080なので207万3,600画素
Quad Full-HD(4K )は3840*2160なので829万4,400画素
つまり、Quad Full-HD(4K )はFull-HD(2K)の4倍の情報を表示できるんだよ!
高解像度のほうが、表示できる情報量が多いのはそうなんだけど、高解像度で画面のインチが小さいと、文字が小さくなる。
Quad Full-HD(4K)だとFull-HD(2K)の4倍の広さの処理を行わないといけないのでパソコンのグラフィックボードの性能が高くないとゲームがスムーズに動かないなども問題もあるので、その点は注意が必要だよ!
アスペクト比
種類はいくつかあるけれど、ここで紹介するのは一般的に多く使われているものを紹介するね!
まずは、パソコンモニター・ゲーミングモニター・テレビでも使われている。16:9
次にゲーミングモニターでここ数年使われている 21:9
この2つを覚えておけばいいと思うよ。
特殊な用途でほかのアスペクト比あるけど、また別の機会があれば説明するね。
パネルの種類
今の支流は「TN」「VA」「IPS」だね。メーカーによって言い方も変わったりするよ。
一般的には、
低コストの順にTN方式→VA方式→IPS方式→有機EL方式
高画質の順にIPS方式・有機EL方式→VA方式→TN方式
だね。
ただ、ゲーム・グラフィックボードがゲーム側のFPS(1秒間のフレーム数)の対応が必要で、一概にモニターの応答速度が高ければ恩恵を受けられるということにはなりません。
*メーカー製品によって性能は変わるのであくまでも参考としてお考え下さい。
TN
応答速度が速いため動くが激しく早いゲームに向く。(240Hz対応がある)
バックライトの透過率を高めることができる。
他の規格に比べて安価な場合が多い。
他の規格に比べて視野角が狭い。
他の規格に比べて色の再現性が低い。
VA
他の規格に比べてコントラストが高く暗い部分と明るい部分くっきり表示できる。
映画などの動画を見るのに適している。
他の規格に比べて応答速度が遅め。(144Hz対応がある)
IPS
視野角が広い・色の再現性が高い。
応答速度は「TN」には劣るが「VA」よりいい。(240Hz対応がある)
製品によってはオーバードライブ機能を有効にすることで応答速度の高速化が可能。
VA方式と比較してコントラスト比が低くい。
他の規格に比べて高価な傾向。
有機EL
応答速度の速さと画質の良さを両立しているものが多い。
他の規格に比べてかなり高額となる。
モニターサイズが大きければ解像度が上がるわけではない
注意なんだけど、16:9で話すとモニターサイズが大きくなれば、解像度が比例して大きくなるわけではないことを理解してね♪
21:9は横長表示なので16:9モニターより横長い分インチ数も大きくなるけど、基本的な考え方は同じだよ!
例えば同じ4Kでも当然解像度は「3840*2160なので829万4,400画素」なんだけどモニターのインチが小さくなると画面サイズが小さくなるので、表示される文字は当然小さくなるよ!!この考え方は他の解像度でも同じ考え方だよ♪
インチが大きいほうが良いというわけでもなく、この辺はモニターを置くスペースとか文字の大きさに対する好みもあるので一概には言えないね!
でも、4Kだと27インチからの製品がほぼ多いので27以上だと使用できる範囲内だと思っていいともうよ!
ゲーミングモニター機能
前置きが長くなったけど、ここからは「ゲーミングモニター」を選ぶ際に知っておきたい機能を紹介していくね♪
ゲーミングモニター・それ以外のモニターでも、ついている機能はさまざまなので仕様は購入する説明書をみてね♪
リフレッシュレート
映像はパラパラ漫画で出来ていると考えるとわかりやすいかな?
リフレッシュレートは1秒間に何枚のパラパラ漫画の用紙があるかだよ♪
当然多いほうが綺麗に見えるよね♪
60Hzは1秒間に60枚画面が入れ替わってると考えたらいいかも!
フレームレート
これは、モニターの性能じゃないけど、覚えておくほうがいいよ♪
リフレッシュレートはモニターが1秒間に何回切り替えができるかの性能だけど、フレームレートはパソコン側(ゲーム)が、モニターに対して1秒間に何回の画像を出力できるかだよ♪
PS4は60Hzです。発売されるPS5は120fpsまでサポート予定なので視野に入れて144Hzのゲーミングモニターの購入するのもいいかもしれません。
ということは??
リフレッシュレートとフレームレートは同じが理想ってこと??
そうだね!
パソコン側のフレームレートが120FPSで出力できても、モニター側が60Hzだったら、パソコン側の性能をモニターが活かしきれてないね!
その逆もそうだね!
GPU(FPS)の出力レートがディスプレイの Hz と一致しない場合にはズレが発生して見ずらくなるよ!
これを解消してくれるのが「G-SYNC」「FreeSync」という機能だね。
そもそも FPS と Hz とは何か?
www.nvidia.com
FPS と Hz は、ゲームの世界でしばしば誤用されています。
Hz は 1 秒間あたりの周期の数として定義され、一般的にはディスプレイに関連付けられます。
どちらもタスクを完了する速度 (完了率) を表しますが、PC のレンダリング システムのコンポーネントが異なります。
簡単に言えば、FPS はシステム、特に GPU がフレームの処理を完了する速度であり、Hz はディスプレイがこれらの完了したフレームを表示する速度です。
G-SYNC
2013 年に初めて発表された NVIDIA G-SYNC は、その革新的な VRR (可変リフレッシュ レート) テクノロジで知られています。
www.nvidia.com
この技術はディスプレイのリフレッシュ レートと GPU のフレーム レートを同期することでテアリングをなくします。
その後、G-SYNC プロセッサに新しいディスプレイ テクノロジが加わり、e スポーツ パネルが高速化しました。
具体的には、ダイナミック オーバードライブはプレイヤーの認識能力を強化します。
カスタム チューニングされたファームウェアは画質を上げ、目標をとらえる能力を高めます。そして今回の 360Hz リフレッシュ レートで応答が速くなりました。
G-SYNCは、グラフィックメーカーのNVIDIAの機能だね♪
この機能を有効に使うためにはモニター側も対応している必要があるよ♪
FreeSync
AMD FreeSync™テクノロジーとは、DisplayPort™ Adaptive-Syncなどの業界規格を活用してエンドユーザーに動的なリフレッシュレートを提供するAMDのイニシアチブです。
amd.com
AMD FreeSyncテクノロジーにより、ディスプレイのリフレッシュレートがFreeSync対応のグラフィックス・カードのフレームレートと同期されるため、多くのユーザーが気にするゲーム中や動画再生中の入力レイテンシー、画面のティアリング、ちらつきなどの視覚的なアーティファクトが削減または排除されます。
AMD FreeSyncテクノロジーは、DisplayPortおよびHDMI®接続を介して利用できます。
FreeSyncは、グラフィックメーカーのAMDの機能だね♪
この機能を有効に使うためにはモニター側も対応している必要があるよ♪
HDR
「HDR」(ハイダイナミックレンジ)とは、明るい・暗い部分どちらの階調も犠牲にすることなく、より自然でリアルな画像になるぐらいに覚えておいたらいいかも♪
湾曲(カーブ)液晶
通常のフラット画面とは違い、湾曲した画面では、映像に包み込まれる臨場感を体感でき、 よりゲームにのめり込める没入感を味わうことができると思うよ♪
フリッカーフリー
フリッカーとは画面のちらつきのことだね!このちらつきを無くすようにする技術が、フリッカーフリー技術だよ♪
目に優しい技術なのであったほうがいいね♪