
※本記事でいう「コスパ」は、価格に対する体感性能を指しており、最高性能を否定するものではありません。
DDR5高騰でゲーミングPCが高い理由(価格・部品事情)

ねこちゃん、最近パソコン見てると、DDR5搭載モデルって明らかに高くない?
DDR5メモリが高めな時期は、対応パーツ込みで「DDR5構成の方が総額が上がりやすい」んだよね。

うん。
「最新だから仕方ない」って言われるけど、ゲームするだけなら本当にそこまで必要なの?って思う。

だよね。しかも周辺パーツも、価格や在庫の動き次第で影響が出やすいんだ。

じゃあ、無理してDDR5を選ばなくてもいいってこと?

うん。今日はその理由と、今買うなら現実的な構成例までまとめてみよう。
DDR5価格高騰の背景|AI需要でDRAM市場(サーバー向け)はどう変わった?
最近のDDR5搭載パソコンの価格上昇は、「最新規格だから高い」という単純な理由ではありません。
大きな要因の一つが、AI関連需要によるメモリ市場の構造変化です。
AI需要がDDR5価格を押し上げている
生成AIや大規模AIモデルの普及により、世界中で
・AIサーバー
・データセンター
・業務用AIインフラ
が急増しています。
これらでは大量のメモリ(DRAM)が必要になるため、メモリメーカーは 利益率の高いAI・サーバー向け製品を優先して生産しています。
その結果、
- 一般消費者向けDDR5が相対的に回りにくくなる場合がある
- 需要が底堅い状態が続いている
- 価格が下がりにくい傾向がある
という状態が続いています。
これは一時的な品薄ではなく、世界的な需要構造の変化による「構造的な高騰」です。
さらに最近は、ストレージ側(M.2 SSD)でも中身のNANDフラッシュ価格の影響を受けやすく、SSDも以前ほど一気に値下がりしにくい局面になっています。
つまり「DDR5だけが高い」のではなく、メモリとSSDの両方が下がりにくいことで、ゲーミングPC(BTO)の総額が下がりにくい状態になっている、という見方もできます。
DDR5値上がりしている?

メモリ価格は為替や需給で上下するよ。
最近はサーバー・AI向けで大量のDRAMが使われていて、
DDR5は一般向けでも下がりにくい状態が続いているんだ。
※年末年始にかけて、価格が下がらず横ばい〜上昇している点に注目。

※短期的な値動きはあるものの、2025年末〜2026年初頭時点では明確な下落トレンドには入っていません。
M.2 SSD値上がりしている?

M.2 SSDも為替や需給の影響は大きいけど、
最近は中身のNANDフラッシュ自体が値上がり傾向なんだ。
だからSSDも、以前みたいに一気に下がる流れではなくなってきてるよ。
※短期的な上下はあるものの、全体として底値が切り上がっている傾向。

DDR5構成ではSSDも同世代・高速モデルを選びやすく、結果としてストレージ面でも総額が上がりやすい点に注意が必要です。
DDR5は「メモリ以外」も高くなる
DDR5搭載パソコンが高くなる理由は、メモリ単体だけではありません。
・DDR5メモリ自体が高価
・DDR5対応マザーボードが高い
・新世代CPU前提になりやすい
つまり、DDR5を選んだ時点でPC全体のベース価格が上がるのが現実です。
ゲーム用途ならDDR4でも十分な場合が多い理由
※先に大事な前提です。
すべての用途でDDR4が最適、という話ではありません。
本記事は「一般的なPCゲーム用途・コスパ重視」に限定した話です。
ゲーム性能に影響する優先順位
多くのPCゲームでは、性能への影響は次の順番になります。
- GPU(グラフィックボード)
- CPU
- メモリ容量
- メモリ速度(DDR4かDDR5か)
つまり、
・GPUとCPUが同じ
・メモリ容量も同じ
この条件では、
DDR4 → DDR5にしても、同一GPU・CPU条件ではフレームレートが劇的に伸びるケースは少数派で、差が出ても体感しにくいことが多いとされています。
フルHD〜WQHDならDDR4で困らないことが多い
以下のような使い方であれば、DDR4で十分なケースが多く見られます。
・フルHD〜WQHD解像度
・中〜高画質設定
・一般的なオンラインゲーム/PCゲーム
この場合、DDR4・16GB〜32GB があれば体感差はほぼありません。
それよりも、
・GPUを1ランク上げる
・メモリ容量を増やす
・SSD容量を確保する
こうした構成の方が、体感的な満足度は大きく上がります。
今選ぶなら現実的なDDR4最新構成例(2026年初頭)
コスパ重視・ゲーム向け定番構成
FRONTIER などのセールモデルでよく見かける、実用的な構成です。
- CPU:DDR4対応プラットフォーム(BTOの仕様表で確認)
(例:IntelのDDR4対応世代 / AMD AM4系など) - GPU:NVIDIA GeForce RTX 4060 Ti
- メモリ:DDR4 16GB(後から32GBに増設しやすい)
- SSD:NVMe 1TB
DDR5構成より数万円安くなることが多く、ゲーム体感はほぼ同等なのがポイントです。
WQHD・高設定狙いの安定構成
- CPU:AMD Ryzen 7(DDR4対応)
- GPU:NVIDIA GeForce RTX 4070クラス(or 同等以上)
- メモリ:DDR4 32GB
- SSD:NVMe 1TB
DDR5にしなくても、設定調整を前提にすればWQHDでも遊びやすい構成です。
DDR5を選ぶべき人もいる
DDR5が不要、という話ではありません。
次のような人にはDDR5が向いています。
・動画編集や3D制作などメモリ帯域を活かす用途
・価格より将来性重視
・最新世代で長く使いたい人
ただし、
ゲーム中心・コスパ重視ならDDR4の方が合理的なケースが多い、という話です。
まとめ|DDR5が高い今、DDR4を選ぶのは妥協ではない
・DDR5が下がりにくい要因の一つは、AI関連需要
・DDR5搭載PCは構造的に高くなりやすい
・ゲーム用途ではDDR4でも十分なケースが多い
・浮いた予算をGPUや容量に回した方が満足度が高い
最新=正解ではありません。
自分の用途に合った性能を、無理のない価格で選ぶ。
今の相場では、DDR4搭載パソコンはとても現実的で賢い選択肢です。
ここまでの内容を踏まえると、「DDR5にこだわらず、GPU・SSDを重視したDDR4構成」を選ぶのが、今いちばん失敗しにくい選択です。
ねこちゃん: 浮いた予算はGPUやSSDに回すのが正解…!
20万円切りの現実解(Frontier)
DDR4コスパ重視の現実解(Frontier)
価格と性能のバランス重視(Frontier)
